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隅角部や T 字交さ部の耐力壁は、直交方向の壁軸力を浮き上り力に対する抵抗 力として考慮できますか?

質問:
X方向に水平力(地震力または風圧力)が作用した場合は、Y方向の NL1 は浮上り力に対する抵抗力として考慮してもよいですか。
また、隅角部以外の交差部ではどうですか。
 

回答:
「2007 年 枠組壁工法建築物構造計算指針」第Ⅵ編事例 3 の 5.2 壁の軸力分担(299 頁)、及び 5.4.2の(2)表(304 頁)を参照してください。

浮上り力の抵抗として考慮できます。T字部においても同様に考慮できます。

枠組壁工法では、屋根構面、床構面、壁構面が一体となり水平力に抵抗します。

従って、隅(L字)や T 字に直交している耐力壁相互は、他方の耐力壁端部が浮き上がろうとする際、抵抗する荷重として作用します。

但し、浮き上がりを生じる壁端部からの距離が 3P(2.73m)を超える長さの無開口壁が直交する場合は、その壁の直交部分から3P 以内で負担する軸力を押さえ軸力に考慮することが一般的です。
 

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