2x4四国支部

SPFとは

SPF
「SPF」とはスプルース(Spruce)、パイン(Pine)、ファー(Fir)の頭文字をとった呼称で、それぞれトウヒ属、マツ属、モミ属の樹種を総称して表しています。

カナダ西部におけるSPFの製材生産量は、4,931万m3と西部地域の生産量の約56%を占め、コースト地域で生産される樹種の総体を大きく上回っています。

カナダ西部における樹種別丸太生産量

SPFが住宅建設用の木材として世界中で広く活用されている背景は、このような生産規模とそれを裏打ちする資源状況だけではありません。使いやすくて節が小さく、白木系統のため加工性に富み、しかも重量比強度が非常に優れているという、建築用材として極めて重要な特性を有しているからにほかなりません。

SPFはその植生が樹種混生の形で生育しており、樹種毎の強度特性も非常に似通った範囲に分布しています。このためカナダでは通常樹種ごとの分離を行わず、SPFという樹種群の製材として生産され、市場でもSPFとして流通しているのが一般的です。

カナダの針葉樹製材規格であるNLGAルールがSPFという樹種群をひとつの樹種と同じような分類として扱っているのも、このような市場環境を背景としたものです。

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