2x4四国支部

TJIとは(トラスジョイストアイビーム、I 型ジョイスト)

TJI(トラスジョイストアイビーム、I 型ジョイスト)とは、OSBとLVLの複合による構造部材です。
断面は「I」文字に見えるためI Beamと呼ばれます。

TJIはOSBの補強板(ウェブ)の両端に角材(フランジ)を組み合わせたラーメン構造となっており、角材にはLVL(単板積層材)が使用されます。I型複合梁とも呼びます。

無垢の2x10・2x12材といった大きな部材は材料の確保が難しいこともありますが、TJIのように複合部材化することで、同じ寸法の無垢材よりも高い強度と精度が生まれ、製造側も安定して供給できます。

高性能でロングスパンを飛ばせるため、TJIを使えば自由度の高い床組住宅を設計できます。


TJIは、LVL部分の幅が広くなると、さらに強度が増します。
より長いスパン、少ない本数での設計が可能となります。
(OSBの厚みはそのままでよい)

さらにTJIは、理屈上は製造できる長さに制限はありません。
これは製造ラインでカットしなければ延々長いものが作られる仕組みのためです。
※輸入材のため、日本で使う場合はコンテナ長さの12mまでとなる計算です。

またTJIはウェブ部分(OSB)に配線・配管のための穴を開けても強度が変わらないという長所もあります。

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※TJIに似たスーパージョイストは、両端が無垢材であり、無垢材部分が3分の1以上を占めるため、TJIほどの強度はありません。【写真下】
 それでも強度・精度・寸法安定性・施工性などで優れた特徴を持っています。

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