ヤング係数とは何ですか
ヤング係数とは、木材の変形し難さを表す係数です。
ヤング率、弾性係数とも呼ばれ、数字が大きいほど強度があるとされます。
一般に、曲げによって測定する曲げヤング係数が用いられることが多く、たわみやすいほど破壊されやすい=ヤング係数が小さいとされます。
「心材ほどヤング係数が大きい」というのは間違いで、心材はヤング係数が小さく、破壊されやすい傾向にあります。
ヤング係数の高い部材が必要な場合は、丸太の選び方、木取りの段階から注意して製材する必要があります。
徳島杉のヤング係数
徳島杉の場合、15年生(15才)までの若い杉は、雨風・雪などでたわみやすい性質を持っています。
木自身にとっては生き残るためにたわみやすくしているのですが、ヤング係数は小さくなっています。
15年生より古い杉は、だんだんとかたく、強く、ヤング係数も大きくなります。