2x4四国支部

OSBとは

OSB(Oriented Strand Board)は、薄い削片状にした木片(Strand)を配向(Oriented)させて積層、接着剤で高温圧縮した木質ボードです。

OSBは小さな木片が材料なので、木材の利用率が高く、通常は使いづらい細い木や間伐材でも材料にすることができます。使われる木片はパーティクルボードよりも大きく、薄い形状であり、木材の異方性をより多く残しています。

合板は細い木を原料に出来ず、また製造後に丸太の芯が残材として残ることを考えると、森林資源の有効活用につながる環境にやさしい材料と言えます。
※ OSBは丸太からの歩留まりが90%と非常に高く、このことから北米では合板よりもOSBが推進されており、新規の合板工場は作られていません。

OSBは合板と同じような交差積層による強度と剛性を備え、断熱性、気密性、防虫性にも優れています。

OSBは、「構造用パネル」という名称でJAS規格が設けられており、構造用面材や、住宅・大規模木造建築物の屋根、壁及び床の下地材として使われます。

OSBは、木造軸組工法で壁倍率4.1倍、ツーバイフォー工法で壁倍率3.6倍の大臣認定を取得しています。

OSBの壁倍率
  壁倍率 壁倍率
※せっこうボードとの併用
木造軸組工法 4.1倍 5.0倍
ツーバイフォー工法 3.6倍 4.6倍

また、面内せん断性能が高い(構造用合板の2~3倍)という特性を活かして、TJIのウェブにも使用されています。

OSBの実際寸法は呼称寸法より2mm小さい

OSBの寸法は、膨潤した際に不具合が生じないよう、継ぎ手に2~3mm隙間を開けて施工することが前提となって設定されており、実際の寸法は呼称寸法より2mm小さくなっています。

このようなことから、日本農林規格(JAS)では、OSB(構造用パネル)の幅・長さは許容差4mmとなっています。

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